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2009年7月 4日 (土)

またも亡命

 WBCキューバ代表で日本戦でも先発した21歳の左腕投手、アロルディス・チャプマンがオランダで亡命したんだとか。

 チャプマンは2007年に台湾で行われたワールドカップでも代表に選出されて、先発投手の軸として活躍しました。準決勝の日本戦(日本は社会人中心のアマチュアで構成)にも先発してまして、その試合を動画サイトで観たのですが、とにかく球が速いなぁ・・・という印象でした。

 WBCでもそうでしたが、まだ荒削りだなぁ・・・という感じではありましたが、キャリアを積むうちにスゴい投手になるかなぁ・・・と思ってました。

 しかし、去年の北京五輪ではメンバーから漏れてました。故障したという話も聞かなかったもので、ひょっとして亡命がらみで何かあったのかなぁ・・・と思いました。WBCではメンバー入りしたので、その心配もなくなったのかと思っていたら・・・やっちゃいましたね。

 キューバでは去年だったか、20歳の内野手で将来は代表の中軸も期待されていたダヤン・ビシエドが亡命してホワイトソックスと契約、今年に入っても代表の中心だったヤデル・マルティ投手とシドニー五輪の代表だったヤセル・ゴメス外野手が揃って亡命、そして今回のチャプマン・・・。

 特に若いビシエドやチャプマンが亡命した事はキューバ球界にとってはこの上ない衝撃でしょう。この辺りの若い層が亡命していなくなってしまうという事は、キューバ球界の屋台骨を揺るがす事になり、キューバが弱体化していってしまうのは明らかであります。

 これらの話を聞いていると、その影にチラつくブローカー、そのウラにいるであろう代理人の存在、そして国際化戦略を取るMLBの存在というものが、どうしても気になります。

 中南米ではアカデミーを作り、15~16歳の選手と契約するなどの『青田買い』が横行し(アカデミーそのものを否定はしませんが)、アジアでもスカウトを派遣して有望なアマチュア選手を獲得するなどの政策を取っています。

 MLB自体もアメリカ国内での地位が危うくなってきてる状況で、なりふり構ってられないという感じなんでしょう。前述の政策やWBC開催などはその表れともいえるでしょう。しかし、そういったやり方は他国の野球界の『痩せ細り』を起こすことになってしまい、強いてはMLBを含めた野球界全体の崩壊を起こすのではないかという危惧を抱いております。

 今回の亡命のニュースを聞いてそういった思いをより一層強くしている次第であります・・・。

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