ジャパンのユニフォームあれこれ その1~野球編~
今年3月に行われたワールドベースボールクラシック(WBC)で日本代表が2連覇を果たしたのは記憶に新しいところでしょう。
そのWBC日本代表が着用していたユニフォームは第1回大会と同様、白と藍色を基調にしたデザインとなっています。
野球日本代表のユニフォームと言いますと、五輪などの国際試合で着用されているタテジマを基調としたデザインの印象が強いのですが、WBCではタテジマは採用されず、全く違うデザインが採用されているのは何故だろう・・・と思われた方もおられるだろうと思います。
その理由としては・・・。
まずは日本代表の編成主体が違うという事情があります。
五輪やワールドカップ(W杯)などの国際野球連盟(IBAF)主催の国際大会で編成される代表チームはプロ・アマの合議組織である『全日本野球会議』が編成主体となっています。一方でメジャーリーグ機構(MLB)やメジャーリーグ選手会(MLBPA)が主催するWBCで編成される日本代表は日本プロ野球機構(NPB)が編成主体となっています。
何で大会によって編成主体が違うのか?という話になりますが・・・。
先ほども書きましたように五輪など通常の国際大会はIBAFの主催となっています。IBAFは世界で112の国と地域が加盟している団体です。そのIBAFでの日本の窓口(加盟団体)となっているのが全日本アマチュア野球連盟(BFJ)です。そういう経緯もあってIBAF主催の国際大会ではBFJを通じて代表が参加する形になっているという事でプロが出場する場合でも同じ形態となりますので、そのBFJとNPBの合議体として全日本野球会議が存在しているというややこしい事情があるわけです。
一方のWBCに関してはMLBがNPBに直接参加を呼び掛けたという経緯があります。またIBAFは一応、WBCを公認はしておりますが、あくまで公認しているだけで大会運営の主導権はMLB及びMLBPAが握っているわけです。そういう経緯もあってWBCではNPBが独自に選手を選出、代表を編成しているというわけです。
編成主体が違えばユニフォームが違ってくるのも当然かとは思います。また、全日本野球会議の公式HPにはWBC日本代表に関することは一切載っておりませんし。
また、もう1つ違った理由も存在するようです。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/npb/202442
まぁ、この記事に書いている事の信憑性が如何ほどのものかはわかりませんが、少なくとも『伝統あるストライプをアメリカの金儲けに利用されるのはまっぴら御免だ』という主張が見て取れます。
ユニフォームというのはそのデザインによるファッション性もあったりします。現に通常の『タテジマ』のデザインがカッコ悪いなどと言う人もいたりします。
しかし、ユニフォームというのはそれまでの戦いの中で育まれた『伝統』というものもあります。あのジャパンの『タテジマ』はそれこそ数々の栄光も経験しましたし、数々の『屈辱』も経験しました。だからこそ『拘り』も出てくるわけですよね。
まぁ、大会によって全くデザインの違うものが存在するというのはあまり良い話じゃありませんが、その一方で『拘り』があって然るべきものなのかも知れません。それを無くしてしまうと『もっとも大事なもの』さえも失ってしまうように思います。
僕はジャパンというとやっぱり『タテジマ』ですね。あのツインストライプのデザインでもう一度、頂点に立って欲しいと願っていたりもします。


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